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きよまり(清永真理子)

株式会社 WABI 代表取締役 /Life for meプロデュサー
福岡県出身・東京都在住、夫・長男(15歳)との3人暮らし
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父の法事で思いだしたこと

こんにちは。
働く女性の更年期をサポート!
Life for meプロデュサーきよまりです。

私は、4年間もがきながら、様々な治療や学びに300万円以上かけて得たノウハウを活かし、更年期のタイプ別不調を解決できるようになりました。

あなたの不調はあなたのせいではありません。
更年期には、必ず終わりがきます。

なぜ起こるのか、どうやって対応すれば良いのか、更年期の仕組みを知ることで、必ず解決策は見つかります。

このメルマガでは、私が実体験を通して感じたことを綴っています。
1人で悩んでいるあなたに、少しでもお役に立てることがあると嬉しいです。

今回は、体験記でなく、以前働いていた会社の後輩たちと会い感じたことを、お話していきたいと思います。

【過去の体験記をしりたい方はこちら!オススメ記事】

 

父の亡くなった日のこと

先日、父の7回忌・母の17回忌で菩提寺で法要を行ってきました。
両親が不在になったのをふまえ実家は昨年手放しました。
実家のない帰省は初めてで、少し心もとない気分になりました。
頭では理解できていても、気持ちがついてかないことってありますよね。

ふと父の亡くなった時のことを思いだしました。

父が亡くなったのは、私が起業して1年目の冬。
お正月に帰省した私と息子を送りだした後、父は脳梗塞で玄関先に、倒れてしまっていたようです。たまたま郵便物を届けてくれた配達員の方に発見され、なんとか一命をとりとめましたが、意識は戻ることなく約1ケ月半後に亡くなりました。

父が亡くなった夜は、私が福岡市から受けた初の招聘事業の前日。
農産物や日本酒をPRするため、シンガポールからメディア・飲食店の方をお呼びし、2泊3日で福岡市内をアテンドする予定でした。会社員であれば他のメンバーにお願いすることもできたと思うのですが、1人会社の私は代理をたてることができず、父の葬儀を少しずらし、アテンドしたその足でお通夜、葬儀に向かいました。

予定通りにアテンドを行いましたが、父の死により両親がこの世からいなくなってしまった事実をすぐに受け入れられない混乱や悲しみに、正直心が追い付いていなかったのは事実でした。

いま冷静に考えると、友人や運営側に相談し、私の代わりのアテンドをお願いできたかもしれません。本音では、父の葬儀をずらしたくなかったし、父とお別れの時間もとりたかった。

でも、どうしても言えなかったんですよね。

起業したばかりで、信頼の積み重ねがなにより大事。父が亡くなったごときで、周りに迷惑なんてかけられない。

この気持ちって私の本当の心の声ではないですよね。
全て「〇〇すべき」「〇〇が正しい」という考え方からでてきているのですから。

すでに母が亡くなっていたので弟が喪主でしたが、やはり姉である私がお通夜やお葬式の準備に関われなかったため、弟とも一時的にぎくしゃくしてしまいました。

そのうえ「父の葬儀を自分都合でずらした親不孝の私」と何年も心の奥底で勝手にやましい気持ちを持ち続けていました。

 

会社を運営し、個人として仕事を受けるかぎりは、正直何があっても遂行しなくてはいけないといまでも思っています。

ただ、同じ行動でもどういう気持ちからでているのか大事なのです。

「この仕事をいますごくやりたくて、これを成功させることを父も喜んでくれると思う」と思いながら、もしこの仕事に立ちあい、お通夜、葬儀にむかっていたとしたら、全く違った気持ちになっていたと思います。

また、仕事優先したとしても、私は父とのお別れの時間をとりたいんだと気づき、仕事が終わったあと、自分自身の悲しい気持ちに向き合い、癒していたら、また違う気持ちになったと思います。

 

でも、当時の私はそのどちらでもありませんでした。
自分の気持ちに蓋をし「こんな思いまでして頑張ったんだから、成果をださなきゃ」と自分自身をさらに頑張らせてしまうのでした。

 

いま振り返って思うこと

更年期の不調を体験し、その不調を乗りこなすスキルを身につけるまで、私はこの「〇〇すべき」「〇〇が正しい」という考え方に、縛られていました。
過去の自分の様々な経験が、この癖を増長させていたのでしょう。
そして、常に自分の気持ちを置き去りにしてきた気がします。
私は仕事でこの癖がでることが多いですが、例えば子育てでも、妻として、また親との関係の子の立場でも、誰しもこんな癖ってどこかでもっていることってあるのではないでしょうか?

更年期の理由は「ホルモン減少」×「環境」×「気質」

父が亡くなったのは、更年期の不調を感じ始める1年半前の出来事ですが、心理学的にいうと肉親の死は、人として感じるストレスがMAX値になるそうです。

そんな大きな環境の変化を受けていながら、さらに気持ちに蓋をして、がんばり続けていたら、更年期の不調がひどくなるのもうなづける気がします。

更年期の不調を悪化させる人物タイプの1つに「頑張り癖」と「頑張ってしまえる力」を持っている人は、要注意かもしれませんね。

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